こんちくわOG3です。
突然ですがOG3チには7カ月になるわんこがおりましてね。
今年の2月に札幌市内で開催されている譲渡会で引き取り(とはいえそれなりの金額がかかります)って来たわんこなんですが、子犬が譲渡会にいるって事はまぁ一般的にペットショップでは流通出来ない事情があるわけで、この子も斜頸という障害?を持っていることが主催者側から譲渡前に知らされておりました。
多分、それ以外にもパピヨンとしては体格が大きいとか、鼻先のぶちぶち模様が良くないとか、ブリーダー的には様々な理由があっての譲渡犬なんだと思うんですけどね。
とはいえ素人が多少調べた程度ながら、お世話するにあたって特段大変という訳でもなさそうですし、OG3は小型犬の飼育経験もありましたし、何よりOG3チ家族全員が一目ぼれの状態でしたので、思い切ってお迎えしたんですよ。
んで、飼い始めて1~2週間ほどたった頃、斜頸の他にも問題があるんじゃないかと思い始めたんです。いえね、全然飼いやすいいい子なんですよ。トイレはすぐに覚えてくれましたし(粗相が無いとは言ってない)、殆ど吠えませんし、ごはんの好き嫌いも全くありません。お迎えした時点である程度一人でお留守番もできました。
ただ、ずっと呼びかけてるのに一向に声に反応しないんですよね。名前にも当然反応しませんし、掃除機やチャイムといった本来犬が何かしらの反応を示すような音にも一切気にかける様子がないんです。
これは耳がほぼ聞こえてないんじゃないか、と。もしくは九戸政実か張遼が転生した犬。
犬の聴力は大掛かりな検査をしないと正確に判定出来ないので、あくまでも「そう思ってる」だけなんですが、多分間違いないと思います。
前庭疾患は脳や神経の疾患ですので、聴力に異常があってもおかしくはないと思います。ただ譲渡前に説明がなかったのは、その月齢では気付かなかったのか、隠してたのか、あえて説明しなかったのかはわかりません。斜頸(前庭疾患)という説明にそれも含まれていたのかもしれません。今更追及する気も必要もないですしね。
今は大切な我が家の一員なので、当然手放すとか全く選択肢に無いんですが、事前にもし耳が聞こえないという説明を受けていたら…難しいですけど、多分お迎えすることはなかったでしょう。元々ペットショップの在り様とか、生体販売の是非とかには思う所がありましたが、今回の件でまた深く考えさせられました。
結局犬も猫も、ペットとして売られている動物は、キュウリとかの野菜と一緒で、「見た目が基準に達してなければ本質には問題がないのにも関わらず商品として流通しない(価値がない)」んですよね。そして同じように時間が立てば見切り品として値下げして売られる訳です。そして最終的には…処分されていく。
それってちょっとばかし異常じゃない?ですかね?
まぁ今更そんな事言っても…ってのは重々承知なんですよ。でもね、なんだかなぁ…
ってね。
とか言って全部聞こえているのに意図的に無視されてたらヤダなぁ…と初夏の空に思うOG3でありました。おわり。